島根県立古代出雲歴史博物館の施設紹介
出雲大社の東隣、歩いて約5分の場所に島根県立古代出雲歴史博物館があります。ここでは、当館の施設についてご紹介します。
当館の常設展示は、大きく3つの展示室に分かれています。1つ目のテーマ別展示室では、出雲大社の歴史を中心に、島根県に生きる人々の心の営みを様々な角度から紹介する「出雲大社と神々の国のまつり」、文字資料から奈良時代の人々の暮らしぶりを復元する「出雲国風土記の世界」、県内出土の国宝青銅器を一堂に展示する「青銅器と金色の大刀」の3つのエリアで構成されています。
2つ目の総合展示室「島根の人々の生活と交流」では、島根の歴史と文化を特徴づける「四隅突出型墳丘墓」「出雲の玉作」「世界遺産 石見銀山」「たたら製鉄」を中心に、古代から現代に至る島根の人々の生活と交流の歴史を紹介します。
3つ目は「神話回廊」と題するエリアで、「神々の国」「神話のふるさと」とも呼ばれる島根を舞台とした神話伝承を紹介します。また、神話シアターでは出雲地域に関わる神話をダイナミックな映像でわかりやすく解説しています。
展示室以外にも、古代の出雲大社の引橋(階段)の長さをイメージした桂の並木道のほか、たたら製鉄にちなんだコルテン鋼の赤茶色の壁、出雲の入海(宍道湖・中海)をイメージした水盤など、施設全体を通じて古代出雲の歴史を感じることができます。
当館は耐震改修工事等のため令和7年4月から令和8年9月(予定)まで休館いたします。なお、休館中も企画展の図録やグッズの販売、各種講座、出前講座などは実施しております。最新の情報は当館ホームページや各種SNSをご確認ください。